やってしまった。

8月12日。2週間ぶりの休みである。ただ、日曜日は休みにはしたくなかった。そう、競馬があるからだ。

 ちょうどギャンブルを控えて10日目、いい感じに気を締めていられたのだが、同時に衝動というか誘惑が頭の中に入っているのも理解していた。

 土曜日は毎月関わって来た仕事の最終日である。
 一応リーダーポジションにいる事、短期間の仕事の為関わるスタッフさんが毎回変わる事、毎月ルールが変わって行く事等から、仕事はそこまで大変ではないものの終わる頃にはいつも意外に疲れている。
 そして、毎回打ち上げがある。楽しいのだが、お腹を痛めやすい私は疲れている事もあり、大抵翌日は腹を壊す。つまり、肉体的にも精神的にも゙気゙を相当落とす。同時に妙な興奮状態を保ったまま気を抜いてしまう。

 そういう状態の時ギャンブルは入って来る。疲れてても眠れないし、まあ、頑張ったからいいかあ。となる。根本がギャンブル好きな為、絶好の自身への言い訳になるからだ。

 ただし、結果はというと前述の通り気が抜けている為大抵悪い流れになり、負ける。なんでも手を出そうとする依存症である。余計に負の連鎖は強くなる。

 たぶん、半年ぐらいはこの流れが続いている為
、毎回同時期に頭を嫌な予感がよぎる。